ジャンクパーツでPC組んでみた

これはKCS AdventCalender2021の13日目の記事です。
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皆さんこんにちは。AI班のKanadeです。書き直しです。つらいです。
さて9日目に引き続きAIとは全く関係のない話題について書いていきます。ジャンクPCを組んだ話をしましょう。
Linuxにハマった私は思いました。「なんでもいいからPCが欲しい!ローエンドでも構わん!」そんなときジャンクPCという概念に触れた私は「できるだけ安くPCを作ってみたい!」そうして少年は電気街アキハバラに消えていきました。
結論を言えば、今回は¥4100でPCが組めました。GPUは起動にはいらないのでGPU抜きでは¥3300。これでちゃんと動く(?)PCが組めたので満足して書いているのがこの記事です。
神田装備
まず向かったのは「神田装備」さん。比較的新しいジャンクショップです。品揃えがよく、一番好きなお店なのですが、金~日営業で予約必須です。

ここで買ったのは
- マザーボード(CPUファン、CPU付き)¥1500
(CPU AMD Athron Ⅱ X2 250 当時の廉価CPU) - HDD 1TB ¥1000
- GPU NVIDIA QUADRO 600 ¥800
全部かなりお買い得だと思います。(動けば)。あと、「ご自由にお持ちください」コーナーからSATAケーブル、ディスクドライブを拾ってきました。

秋葉原最終処分場
さて次に向かったのは「秋葉原最終処分場」です。名前がかっこいいですね。最終処分場というだけあって、どこにも行き場のないジャンクたちが集まっています。Xeonクレーンゲームがあったり、非売品のコレクションがあったりジャンカーはとりあえず行っておきたいジャンクショップですね。例によってわかりにくい場所にあります。
さてここで買ったのは
- 電源 450W ¥500
- メモリ 1GB×2 ¥300

メモリは動かなかったときのために多めに買いました。(そもそも規格が合わなかったためコレクション行き、悲しい)。今気づいたけれど1W=1円は嘘ですね。
さて、さっそくPCを組んでいきましょうか。
Let’s 組み立て
はい、組み立て終わりました。組み立て自体は特になにもいうことはありません。

USBキーボード、マウスはもともと持っていたものを流用しています。ディスプレイは「あまってるから」とPC自作ガチ勢の友人に頂きました。めっちゃありがたい。グリスももらいました。ありがたや。
ちなみにGPUは端子があわなかったので追加注文しました。
さて、電源を入れていきましょう。電源ボタンはないのでドライバーを使って電源ピンをショートさせます。
ファンが回った!GPUも!ドン勝や!
そう思ったつかの間、画面が付きません。しかし、しばらくしたら付きました。デバイスの読み込みに時間がかかったのでしょうか。それ以降は時間がかかることはなくなりました。
BIOSが開いたので、OSをインスコします。今回はLinux Mintを入れていきます。軽量ながら綺麗なGUIを持つ素敵なDistroです。Debian系列だし。
因みに拾ってきたディスクドライブはちゃんと動きました!めっちゃうるさいし、めっちゃ読み込み遅いけど。使えればOKです!
さあ、(めっちゃ時間かかったしHDDギコギコ言ってたけど)OSインスコ完了!

OSが入って一件落着。…といかないのがジャンクPC。ここで、このPC組み立て前後に起きた事案を下にまとめます。
- メモリの規格違いを買ってしまい買いなおし(2敗)
- 電源ピンがどれかわからず適当にドライバを当てまくってたら火花が散りしばらく電源がつかなくなる
- 50%くらいの確率でBIOS設定画面が開かない
- 直らないCPUに関するエラー(未解決 多分センサーが死んでる)

- OSインスコ直後、起動後1,2分で勝手に落ちるエラーが発生。(しばらくしたら直る。原因不明)
- BIOSアプデでセンサー直るかと思ったが直らず、副作用で起動がめっちゃ遅くなる(未解決)
このような脆弱ジャンクPCですが、文書処理、ネットサーフィンくらいならできるので、大学の課題程度ならこなすことができると思われます。本来この程度のPCを新品で買ったらたとえローエンドPCでも数万はするのではないでしょうか。知識と運しだいで激安でPCを組むことができる、ジャンクの面白みの一つです。
「なんでもいいからPCが欲しい」そんなあなたにジャンクPCを組むことをお勧めします。しかし、ジャンク界隈は全て自己責任の世界。買った部品が動かない、最悪火事になる、みたいなリスクがあることをよく理解しましょう。よく調べながら楽しいジャンクライフを!
Posted on: 2021年12月13日, by : 竹内奏人