Studio One Prime を用いたDTM入門
この記事はKCS Advent Calender 17日目の記事です。
今回はDTM初心者の私が音楽班に入って一曲作れるようになるまで具体的に何を行ったか、利用させて頂いた記事等を紹介していきます。
DTM興味あるけどなんも分かんねーって方は、記事内のリンク集が参考になるかもしれません。
(DTM入門!っていうサイトは星の数ほどありますが、身近な体験談ってことで差別化を一つ。)
使用環境
OS: windows 10
DAW: Studio one 3 prime (無料ソフト)
1. DAWインストール
DAWは作曲に使うソフトです。無料で使えるものはいくつかあるのですが、私はStudio One Prime を使用しました。以下のサイトに分かりやすい導入方法が載っています。↓
https://sleepfreaks-dtm.com/for-beginner-studioone/studio-one-4-prime/
このとき追加音源の導入に失敗すると、音がでなくて詰みます。私は一度再インストールしました()
2. 設定
始める前にまずキーボードショートカットの設定をしておくことをお勧めします。
譜面の再生・停止がデフォルトではテンキーに割り当てられているので、別の触りやすいキーに割り振ると良いと思います。私は停止をF4, 再生をF5に充てました。
設定方法は以下のリンクが参考になります。(再生は”スタート”、停止は”停止”なので、検索窓にそれらを入力)
http://kumagaimashairo.com/archives/7689392.html
3. DAWに触れる
操作方法については、検索すれば分かりやすい解説がいくつもあります。「studio one prime 使い方」等で検索するとザクザク出てきます。(studio one 4自体のリファレンスは現状少ないのですが、UIは過去バージョンと大差ないため、3の解説でも十分役に立つと思われます。)
まず↓のサイトにお世話になりました。「新規ソングの作成」「Presenceの立ち上げ:その1」「ピアノロールで打ち込み:その1~4」の辺りの項を読めば、楽器を選んで音を鳴らせるようになります。
https://kaymusic-online.com/index.php?studiooneprime
流れを掴むのに↓の動画も分かりやすいです。
https://www.youtube.com/watch?v=VJnGqfkZhOw&t=1021s
とりあえず適当に楽器を選んで音を出せるようになった頃からは、以下のサイトを参考に打ち込みをしました。↓
http://dtm.55-52.com/
「ドラム打ち込み講座」「ベース打ち込み講座」「エフェクト使い方講座」等の記事が役に立ちます。特にドラム打ち込みはDTM始まった感があってすごく楽しかった記憶があるので、おすすめです。
studio one での打ち込みについては↓を参考にすると良いです。
https://abc-musicschool.com/online/2017/04/dtm_lesson4-2/
鼻歌で考えたメロディにドラムを付けてみるだけで一気に曲らしさが増したり。あとはリバーブを付けてみると楽器が艶っぽくなってテンション上がったりします。
(リバーブについては上のエフェクト使い方講座、その使用方法は以下リンク↓)
https://www.studiorag.com/blog/fushimiten/studio-one-mix/2
4. 作曲
メロディとドラムだけでもある程度曲らしくなったのですが、そこにコード(和音)を足していくためには、少し知識が必要でした。
まず知っているべきなのは、ドレミファソラシドの鍵盤上の位置や、音階の英語名、曲ごとに定まっているキー(調)によって使用できる黒鍵や白鍵が決まってること、などです。要するに、「Cメジャースケール」だとか「ト長調」って言われて分かればOKです。
これらの解説は以下リンクをご参考に
http://music.nonono.jp/composition/composition01
http://joy-music.jp/magazine/articles/compose/key/
https://thesaibase.com/music/theory/alphabet
私が一曲目に作ったのは、Koto(琴)とPan Fluteがメロディ、Basic kit(ドラム)があって、他にはFingered Bass(ベース)がコードの最低音、Grand Pianoがコード全音を弾くという構成です。
作成手順としては、まず先ほどのドラム打ち込み講座で打ち込んだドラムのパターンをコピペして、そこに鼻歌で考えたメロディを琴とフルートで鳴らしました。
次に、自分で考えたメロディから調の割り出しを行いました。無意識で歌った鼻歌でも必ず何かしらの調に属しているはずなので、打ちこんだメロディのシャープ・フラットがどこにあるのかを調べて調を確認しました。(ここが難しいかもしれません。参考↓)
http://guitarex.web.fc2.com/knowledge/key_signature.html
調が判明したことにより、その曲内で使用できるコードが7つに絞られます。
後はその7つの中からpianoで適当に鳴らしてみて、一番違和感のないものを選んで各小節に配置。
あとはそのコードの一番下の音(ルート音)をベースで鳴らして終わりです。
いやその7つって何だよ。→ダイアトニックコードと呼ばれているものです。
例) ト長調の場合: ドミソ、レファラ、ミソシ、ファラド、ソシレ、ラドミ、シレファ の七つ
要はその調の構成音について、一個飛ばしで繋いだ三音の和音のことです。
もちろん他にも色々なコードがありますが、これら七つが基本となっています。
コードの当てはめについては、要するにゴリ押しです。メロディをループ再生させながら、コードの各パターンを鳴らして聞いて選びました。
今回の私の方法はメロディを決めてから和音(コード)を探っていきましたが、コードを最初に決めた後にメロディを決めていく方法もあります。曲の流れを考えて相応しいコードの順番(コード進行)を組み上げていくため、知識が必要となる方法です。「音楽理論 入門」とかでググるとよさげです。下に参考になったサイトを貼っておきます。
http://studay.info/
https://www.studiorag.com/blog/fushimiten/kanon-chord?disp=more
http://sakkyoku.info/theory/diminished-seventh-chord/
自分で組むのでなく、コード進行を既存曲から持ってきて、それを打ち込むのも良い方法だと思います。
特定の曲でなくとも↓のようなコード進行を載せているサイトを探して、
http://www.masayoung.net/archives/970
↓こういうサイトでその各コードの構成音を調べて、dawに打ち込む、など。そこにメロディ適当につけて、ドラム付けて、ベースでその各コードのルート音(AコードならA(ラ)の音)を弾けば曲が完成します。
http://www.piano-c.com/pianoChord_CMa.html
こんな馬鹿みたいにリンク貼られてもチェックすんの面倒くせえよ、もっと手軽にできねえのかよ、って思う人はDAW内臓のループ音源を感覚で切り貼りすると良いかもしれません。「ループ作曲法」とかいうらしいです。ループ素材の使用方法は↓
https://www.youtube.com/watch?v=PGEMX4jJWBw&list=PL53836339204520C2&index=16
また作曲に関して分かりやすい動画を見つけたので、リンクを貼っておきます。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm2161286
5. Tips
・メトロノーム
https://unko.kpop.jp/studio_one/20180208-4-metronome.php
考えたメロディを打ち込むとき、音符の長さがどこまでか分からずに困ることがあると思います。その時はメトロノームを鳴らしておくとリズムを取りやすくなります。
・ショートカットキー
https://ch.nicovideo.jp/yellow_line/blomaga/ar978623
特にctrl+s, ctrl+z, ctrl+y, Dは必須と言っていい程よく使います。また2. 設定 でショートカットキー登録したスタート、停止も必須です。マウスでカチカチするよりよっぽど楽です。
・ループ機能
https://sleepfreaks-dtm.com/for-beginner-studioone/loop-play/
試しに打ち込んでみた音が曲全体に合っているかどうかを確かめるには、再生してみる以外ありません。その度にわざわざキーを押すのも一手間です。ループ再生の機能でループさせながら、入れる音を決める、という方法がかなり便利です。
・音源
http://gaha2.blog52.fc2.com/blog-entry-766.html
外部音源でメジャーなフォーマットはVSTpluginですが、studio one primeはVSTを使用できません。studio one primeで音色を拡張する方法としては、soundfontというフォーマットがあります。(拡張子はsf2。sfzは無理なので注意!)
・Studio one起動してるとyoutube等の音が出ない
https://sleepfreaks-dtm.com/dtm-trouble/sound-out/
↓あまり関連ないですが、最近感動したTipsを貼っておきます。Studio one professional付属音源のギター打ち込みの記事です。midiデータだとかエディタの画像だとかを用いてちゃんと再現性の高い情報を提供している記事は本当に素晴らしいと思います(遠い目)
https://htmusicm.hateblo.jp/entry/studio-one-3-guitar-uchikomi
ここまで調子に乗ってべったべったと他人様のブログのリンクを貼り付けてきましたが、許可は一切取っておりません。もし問題だぞという方が居れば、お手数ですがご連絡をお願いいたします<(_ _)>
Posted on: 2018年12月19日, by : T S