PCのバックアップを取りましょう
この記事を読んだそこのあなたは不慮の事故でOSやHDDが吹き飛ぶ前に
・データのバックアップ
・リカバリメディアの作成(Windows10の場合)
・レジスタファイルのバックアップ
を行いましょう. 優先度は上のものほど高いです.
これらの操作は難しくありませんが, 間違えるとデータが消えたりOSが起動しなくなったりするのでここでの説明は控えます. いずれも検索するとよいサイトが見つかるのでそこを参考にするとよいと思います. (それらのサイトでも操作ミスによるデータの喪失等の責任を取ってくれるわけではないので注意してください).
・データのバックアップ
一番重要です. 最悪元のPCが再起不能になったとしても, データがあれば新しいPCに引き継ぐことができます. 全体のバックアップを取ると, 始めのバックアップでは何日もかかるため(二回目以降はdiffをとればよい), 時間のある時にやることが望ましいです. 時間がない場合でも, 大切なプロジェクトのファイルのバックアップは取っておくようにしましょう. ソースコードだけであれば容量もそこまで大きくはならないと思うので, ドライブにでも投げておきましょう.
プロジェクトに関してはそもそもGitなどのバージョン管理システムを使うという手もあります. リスクの分散のため, 複数の場所にバックアップを残しておくのがよいでしょう. 特に卒論のデータなどはこまめに多めにバックアップを取っておきましょう.
また, 購入したソフトウェアなどがある場合には, ライセンスキーを大切に保管しておきましょう.
・リカバリメディアの作成
Windows10ではリカバリメディアをUSBに焼くことができます. リカバリメディアだけであればそこまで容量は食いませんが, システムファイルのバックアップも同時に取る場合はそれなりの容量が必要です. また, リカバリメディア作成に使ったUSBはそれ専用になることにも留意してください. リカバリメディアの作成はOSが吹き飛んでからでは遅いので, 吹き飛ぶ前に済ませておきましょう. 作成しておけばOSが起動しなくなっても, USBを指した状態でUSBからブートすればWindowsREが起動したと思います. (記憶があいまいですが). Windows8からWindows10に無償アップデートした場合はリカバリ後にWindows8に戻る可能性があるので注意してください. (カスタマーセンターに連絡をすれば10に戻せるとは思いますが).
・レジスタファイルのバックアップ
こちらはregeditを使って行うことになるかと思います. OSが起動しなくなった場合, ブート時に参照されるレジスタファイルが破損している可能性があります. (もちろん他にも可能性は様々考えられます). この場合レジスタファイルのバックアップを取っておくことで, PCをリカバリしなくても直せる場合があります. とはいえ, レジスタファイルまわりの編集は一般的に安全でないため推奨されません. また, バックアップしていない状態でOSが吹き飛んでも, (HDDが破損した場合は無理ですが), WindowsPEからブートすることでrobocopyを実行することができます. 基本的にはバックアップを取ってリカバリするのがよいでしょう. 最近は外付けHDの価格も下がっているので, そこまでコストはかからないと思います. それでもレジスタファイルの修復によってPCの回復を試みたい場合はレジスタファイルのバックアップをローカルに取っておきましょう. (外部に取っておくとデータを持ってくるのが面倒). こちらも起動しなくなってからでは遅いです.
何よりも大切なのはデータのバックアップです. リカバリメディアの作成も, レジスタファイルのバックアップも, HDDが吹き飛んでは意味がありません. 逆にデータのバックアップが取ってあればPCが壊れても意外とダメージは少なく済みます. 何か起きる前に, 事前の対策を心がけましょう.
Posted on: 2017年2月25日, by : Lait-au-Cafe