ConEmuでMSYS2を快適にする
こんにちは。Kishiです。
Windows 10のInsider Previewでは既にBash on Ubuntu on Windowsが使えるようですね(Ubuntuの例のバグが2013年になくなったことも関係しているか?)
それはさておき、ConEmuとMSYS2の話です。
MSYS2には標準でminttyがあるじゃないか、という声も聞こえてきそうですが、ただKaoriYaさんのVIMを使いたかっただけなのです。(これはwinptyをかませてもうまく動かなかった。もっと言うと、sl.exeがwinptyをかませても標準とは違う場所を走っていったため)
そこで、タブ付き、画面分割付き、そして背景画像を半透明化して表示できる(これ重要)ConEmuを導入しました。
まずはSettingsから、Startup→Tasksでmsys2を
set MSYSTEM=MSYS & c:\path_to_bash\bash.exe –login
で追加し、これをStartupに登録します。
次に、ConEmu Hereを動作させます。SettingsからIntegrationにてCommand:に
set MSYSTEM=MSYS & c:\path_to_bash\bash.exe -c "export CONEMU_CURRENT=$PWD && /c/path_to_bash/bash.exe –login"
と入力してRegister後にSave settings、そしてMSYS2の/etc/profileの一番下に
<br /> if [ -n ${CONEMU_CURRENT} ]; then<br /> cd ${CONEMU_CURRENT}<br /> else<br /> cd ~<br /> fi<br />
と書いて保存します。これで、任意のフォルダから右クリックでMSYS2を開けるようになりました。
ちなみに、MSYS2からエクスプローラは
$ start .
で開けます(cmd.exeでも同様)。
最後に、画面分割です。これは当初マウスを使ってGUIを操作してやっていましたが、やってられないのでコマンドからこれを可能にするプログラムを作成しました(実際は-new_console:sをうまく使えばできます)。
https://github.com/TRSasasusu/cemx
導入は簡単です。
<br /> $ git clone git://github.com/TRSasasusu/cemx.git<br /> $ cd cemx<br /> $ make<br /> $ ./cemx s<br />
以上です。あとは、cemx.exeを/usr/local/binあたりにおけばコマンドとして使えます。もちろん、ConEmu以外では動作しないのでご注意を。
(ConEmuを開いた後にCtrl+Win+Enterで幸せになれるかもしれません)
Posted on: 2016年6月6日, by : TRSasasusu