音楽班紹介Ⅶ ~楽器の経験は作曲に必要か?~
こんにちは、音楽班のGMAです。ここまで毎日音楽班のメンバーが記事を更新してきましたが、毎日更新は今日が最後です!
さて、今日のテーマは楽器経験が作曲に必要かどうか、です。
やっぱり楽器経験は……必要?
まず、音楽班で実際に作曲しているメンバーたちに聞いてみると、声楽やバンド、ピアノなど、何らかの楽器経験がある人がほとんどです。僕自身はピアノや吹奏楽のパーカッション(すなわち打楽器)、弦楽(バイオリンとかチェロとかの音楽です。ビオラ(以下の画像を参照)の担当でした)などの経験があります。……となると、やっぱり楽器経験はあった方が良いのか…?とは思ってしまいますが、個人的に楽器経験はあったほうが良いが必須ではないと思っています。
(イラストは「いらすとや」さんよりお借りしました。パッと見バイオリンにしか見えないし、実物見てもやっぱりバイオリンと見分けがつかないかもしれませんが、これが例のビオラです。)
さて、楽器経験があることの主なメリットについて、個人的な考えをリストアップしてみます。
- 自分の経験のある楽器の音階、奏法を知っているためにその楽器を自然に扱った楽曲が作れる
- 音感が鍛えられる
- 作曲時に楽器を弾きながらフレーズを考えることが出来る
- コード(和音のこと)理論を含む音楽の理論の理解が早い
- 音楽をより楽しめる
本当に楽器経験は……必要?
ざっくり代表的なものをピックアップしてみればこんなところでしょうか。『ほら、やっぱり楽器やってないとダメじゃん!』もしかすると、そう思ってしまうかもしれませんが、果たしてどうでしょうか?
まず、一番目の楽器の理解ですが、これはどんな曲を作るかにもよりますし、大体、忙しい学生(※人による)があれもこれも楽器をマスターするなんて無理です。つまりいろんな曲作っていたらどのみち演奏したことがない、実物すら見たことない楽器だって使う機会がきっとあります。(ピアノしか弾けないからピアノ曲しか作らない、とかだとつまらないでしょう?)だから、楽器経験がない人と1,2種の楽器経験がある人の差なんて、その1,2種の楽器がうまく経験的に扱えるかだけですよ。
まあ、そんなことを言うと流石にそれは言い過ぎと言われかねない気がしますし、2番目に挙げた音感が鍛えられるって点はやはり見逃せないですね。ただ、楽器を演奏することだけが音感を鍛える方法のすべてでは無いですよね?音楽を聴くこと、歌うこと、楽しむこと……。それらはすべて音感の向上に繋がるはずです。要は音楽に接すればいいのです。(勿論ただ漠然と曲を聴くだけで簡単に向上したりはしませんが……。ス〇ードラーニングじゃあるまいし)
さて、3点目、楽器を弾きながらフレーズを考えられるですが、これについては確かにそうではあるのですが、別にこれ、演奏がうまく出来る必要はありませんよね?もし手元に楽器がなく、スマホをお持ちなら無料のピアノアプリをダウンロードしてきて適当に音鳴らしてみるだけでも良いんですよ。
次に音楽の理論の理解が早いということについてですが、これは曲者ですね。そもそも音楽の理論というのは理詰めで構築されたというよりは、経験則の積み重ねの側面が強いので、個人的には頭で覚えるより体で覚えた方が断然早いし(少なくとも初歩の段階では)融通が利きます。ただ、これについても、楽器を弾けなくとも色んな曲を聴いて研究すれば良いし、コード理論を学ぶ際は上に書いた無料のピアノアプリとか使って、和音を実際に鳴らしてみれば良いかと思います。
何がともあれ本当に必要なのは熱意!
さてさて、最後に音楽を楽しめる!という話ですが、楽器を演奏できればそりゃ勿論楽しいです。ただ、それは楽器経験が必須ということにはなりません。要は今もし楽器経験が無かったとしても、楽器を弾きたくなった時に弾けば良いんです。楽器ってなかなか高価で手が出しにくかったりしますが、今の時代なら無料のピアノアプリとかだってありますし。(もしKCSに参加してくだされば、部室にはちゃんとしたキーボードもありますし。)
……とまあ、なぜだか無料のピアノアプリの回し者になりかけている気がしますが、つまりは熱意を持ち続けることが大事です。自分のモチベーションを高く保てる方法で、音楽に接していければ、音楽を楽しめれば良いんです。
KCSはその熱意をサポートします!
この春から音楽制作を始めたい……!そう考えている慶應生はぜひKCS音楽班に一度お越しください。同じようにより良い音楽を作っていこうとしている仲間と切磋琢磨することで、きっとあなたのその熱意もさらに高まることでしょう。また、休日ではありますが4/24(日)には作曲体験会をやりますので、それにぜひ参加してもらえたらと思います!
最後に…
7日間毎日更新してきた音楽班メンバーによる紹介記事は今日で終わり。どうもまとまりのない(というかそもそも音楽班紹介になっていない)記事が多かったかと思いますが、要はそれくらいうちのサークルの音楽班はフリーダムかつ多種多様な音楽制作をやっているということです。作曲初心者の方はもちろん、作曲経験者の方も様々な音楽に触れることできっと自分自身の音楽観を広げるきっかけになると思いますよ!
毎日更新は今日で終わりではあるものの今後も定期的に音楽班の活動を発信していけたらと思っています。
それでは、また!
(おまけ)
ちなみに、やけに無料のピアノアプリを推してた気がしますが、個人的にはあくまで楽器に触れるきっかけには良いんじゃないか程度の認識です。ただ、僕個人の話をすれば録音できる無料のピアノアプリは思いついた曲のフレーズのメモに重宝していますよ。最近はWindows標準のMidi音源よりずっと良い音が出るアプリも多いみたいですしね。暇つぶしに鳴らしているだけでも結構楽しいです。