Debian GNU/LinuxでWineを最新の1.8に更新した
自分はとあるパソコンでwattOSを使っている。バージョンはR8であるから、ベースはDebian GNU/Linux Wheezyである。(このパソコンは非PAEであったのだ)
ターミナルにて
$ sudo apt-get install wine
と最初の頃にやったのを覚えている。皆さんももちろんよくやるであろう。そして
$ wine –version<br /> wine-1.4
などと出て愕然とするのだ。古すぎる!
確かに、Debian GNU/Linuxのパッケージには古いものが多い。安定性を重視しているので仕方のないことであるが、Wineは最新ほど動かせるWindowsアプリケーションが多いというので何とか現在最新版である1.8にしてみた。
ここでは32 bitの話をする。64 bitは知らない。
まず、ターミナルを開く。それから
$ sudo dpkg –add-architecture i386<br /> $ wget https://dl.winehq.org/wine-builds/Release.key<br /> $ sudo apt-key add Release.key<br /> $ sudo vi /etc/apt/sources.list.d/winehq.list
※ここからwinehq.listに書く内容(実はファイル名は.listであれば何でも良いし、/etc/apt/sources.listの末尾に追記しても良い。wheezyと書いてある部分は人によりwheezy, jessie, stretch, sidの場合がある)
deb https://dl.winehq.org/wine-builds/debian/ wheezy main
※書き終わったら
$ sudo apt-get update
(ここで
E: メソッドドライバ /usr/lib/apt/methods/https が見つかりません。
と出たら
$ sudo apt-get install apt-transport-https
)
さらに、既に古いwineをインストールしてしまっている人はそれを削除しなければならない。そのために
$ sudo apt-get remove –purge<br /> $ sudo apt-get autoremove
これで、wineがcommand not foundとなるはずである。そして
$ sudo apt-get install winehq-devel
これで、インストール完了である。試しに
$ wine –version<br /> wine-1.8
Windowsアプリケーションをそれから開くと初回起動時の色々をやってくれる。このとき、必要なMonoなどもインストールできる。
参考文献
http://wiki.winehq.org/Debian