より遊びやすいゲームを目指して

はじめまして、三田プロジェクト脱出ゲーム班のGMAです。三田祭まであとわずかとなりました。シューティング班の影に隠れて、脱出ゲーム班もこつこつ頑張っています。そして、今の開発中の画面がこれ。

背景とかがショボイ……というのはさておき、このゲームはUnity製の3D脱出ゲームになっており、数々の難解な謎解きがプレイヤーを待ち受けています。しかもこのゲーム、2人プレイ対応なんです。画面は1人用ですが、2人用では男女のキャラクターが協力して謎に満ちた部屋を歩き回り、脱出を試みます。

よくブラウザゲームなどにある脱出ゲームというのは2Dのものが多く、しかも、3Dかつ一人称視点でもってコントローラのスティックでぐりぐり自由に歩き回れる(当ゲームはプレイステーションのコントローラを使用します)脱出ゲームって自分が知る限りではあまり見たことがないです。

そんな3Dならではの臨場感と自由に動き回れる操作性がウリのこのゲームですが、以前試作品を矢上祭に出したところ問題が発覚。右スティックの視点操作がやりづらく、また、画面の表示などが非常に分かりにくかったのです。勿論、試作品の段階でも十分にテストプレイを繰り返し、操作性の向上には努めていました。他の部員にプレイをしてもらいフィードバックを得たりもしました。が、脱出ゲーム班のメンバーもほかの部員もこの手のゲームに慣れている人が多く、そのことが盲点だったのです。

そして、問題が発覚したからにはゲームを出来る限り改良する必要がありますが、さて、どうするか。ゲームというものは実際のところプロトタイプを作るくらいならすぐにだって出来ます。このゲームも実質2週間ちょっとで通しプレイが出来るレベルにはなりました。けれども、本当はそこからが勝負です。いかに遊びやすく、いかに面白くするか。それが一番大変であり、ゲーム開発の一番の醍醐味でもあります。矢上祭で浮き彫りになった問題は、右スティックの視点の操作と左スティックの移動を両方こなさなければならない操作の複雑さ、自分がどこを見ていて、何を調べているのかが分かりにくい不親切さでした。そこで、矢上祭後に改良を施し、右スティック操作が苦手な方の為に視点操作を自動化する操作モードを追加、また、上記の画像にあるように照準を設けて自分が何を見ているのかが分かりやすいようになりました。3Dのゲームなので当然上下に向くなどしないといけないのですが、視点操作が自動のモードでは物にプレイヤーが近づくと自動的にその物の方向に向くので右スティックが不要になりました。

そんなわけで、日々地味に改良を続けています。まだまだ改良すべき点はあるので、どこまでやれるかはチームのメンバーの努力次第。三田祭ではこのゲームの完成版を展示予定ですので、ぜひプレイしに来てくださいね!

Posted on: 2015年11月15日, by : GMA
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