「うちの子」のすゝめ by EDGE

これはKCS AdventCalendar2019 13日目の記事です

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どーも、KCS音楽班の まんたあにど です。

突然ですが、皆さんには「うちの子」(オリキャラ)がいますか?

「いる」という方、よろしいです。我が子のようにこれからも末永く可愛がってあげてください。内心とても喜んでくれます。

「いない」という方、まずいです。人生の200%くらい損しています。一度転生しても足りないぐらいです。少なくとも二回は転生しましょう。

……冗談はさておき、しかし、うちの子がいるだけでも、活動の幅は確かに大きく利いてきます。実際、KCSにはKCSちゃんやKCSドラゴンといったオリキャラがいますが、特にKCSちゃんについては、新歓ライブや音楽CDのパッケージなど、あらゆるところでサークルの顔として活躍しています。何だったら、ゲームのキャラになったりスタンプになったりもしています。彼女の例以外にも、ブログの中に忍ばせてあげたり、資料をわかりやすく伝えてあげたり…… このように、うちの子は皆さんの活動全般において潤滑油になってくれるに違いありません。

そうはいっても、キャラクターは描けない、絵を描くのは苦手だという方は多くいると思います。そこで今回は、元々スライムかカービィしか描けなかった筆者が、実際にEDGEを使って少しでも可愛げが出るように自分流の工夫を施しながら、うちの子を描いてみようと思います。うちの子を描くことのみならず、何らかのキャラクターを描く際の参考にでもなれればと思います。

すでにお気づきかもしれませんが、今回、音楽の話は一切しません。(曲作ってる場合じゃねぇ!)

追記:曲作ってる場合になったので、18日目に音楽に関することを書きました。

①キャラクター案を出す

どんなキャラクターにするかを決めます。初めのうちは容姿だけでも大雑把でもOK。全体像を紙などに軽く書いてみるのも良いでしょう。今回は以下のような子を描いてみます。

  • 人間、10代前半ぐらいの女の子
  • 黒髪、長いおさげ、長い横の髪、ぱっつん風
  • ハートに純白の素朴な民族衣装風

②簡単なドット絵を描いてみる

EDGEをダウンロードして(「EDGE ドット絵」でググれば出てきます)実際にドット絵を描いてみましょう。この段階では的確に全てを描くことよりもキャラクター案をもとに要所をおさえて描くことを心がけましょう。細かいところはあまり意識せずに多少は雑になってもいいぐらいの気持ちで描いたほうが案外うまくいきます。大きさは32×32マスで描いています。(画像の大きさは192×192マスです)

ペイント絵等とは違い、ドット絵にはコピー&ペーストを繰り返すことでキャラに動きをつけられやすいというメリットがあります。これをうまく利用して3フレーム分の絵を用意すればこの時点で歩かせるぐらいはできるようになります。

目の前でうちの子が動いているだけでも気持ちとしてはかなり違ってきます。(こいつ・・・動くぞ!)

③詳細なドット絵に描いてみる

先ほど描いたドット絵を下地にキャラを細かく描いていきます。コピー&ペーストを活用して見た目を整えていきましょう。大きさは192×192マスです。

輪郭といった丸みは順番に色を配置していくように塗ればそれっぽくなります。横に長いほどゆるやかに、縦に長いほど急になります。

基準となる軸を設けると顔のパーツは配置しやすくなります。子供の場合、パーツを寄せたりおでこを広くしたりすることでよりらしくなります。

体格について、女性の場合は丸みを帯びた感じに、男性の場合は長方形もしくは逆三角形を意識しましょう。子供の男女はそこまで顕著な変化をつけなくても大丈夫です。

手足はパーツが小さく難しいため、若干ごまかしました(笑)。もし描くならば、指の配置に気を付けましょう。

今回は施していませんが、陰をつけたりアンチエイリアスやメッシュを用いたりすることでより綺麗に柔らかく仕上げることができます。

更新:仕上げたので参考程度に載せておきます。ジャギーが取れて立体的になり、肌にハリが生まれて気持ち小顔になったようにも見えます。

④名前をつけてあげる(最重要)

最重要事項です。答案用紙にはちゃんと名前を書いておく並に大事なことです。「一般にキャラを描く」ことと「特別にうちの子を描く」ことの最大の違いだと思っています。名前があるだけでそのキャラは「有象無象の中の一つの存在」から「『個』として確立された存在」になります(「少年A」から「田中」になるようなイメージ)。また、命名によって「固有」という箔が付きます(捕まえたポケモンにニックネームをつけるようなイメージ)。要するに、名前をつけることでそのキャラは初めて「うちの子」となるのです!

正直、適当でもいいです。本名でも仮名でもキラキラしていても地味でも長ったらしくても短くても具体的でも抽象的でもとにかく何でもいいです(勿論、真面目に考えたほうが愛着は湧きやすいです)。魂を吹き込むかの如く、竜の画に瞳を描き入れるように、描いたキャラに名前をつけてあげましょう。

ついでに、性格がまだ決まっていなければこの時点で考えてみましょう(これに関しては別に無理に決めなくてもいいです)。

また、いくつか表情をつけるとよりキャラが伝わります。

名前:ミリア

活発的で時々容赦ない。友達思いかつ社交的。基本は自立しているが、双子の兄のキリアに助けを求めることもある。

 

ちなみに、ほかにも何人か描くことでお互い絡ませることができるようになり、よりキャラがひき立つ上に活用の幅も広がります。すでに性格にもある通り、同様に男の子も描いてみます。(ただの欲張り)

名前:キリア

基本おっとりした雰囲気。いざというときには頼りになる鋭い一面ももつ。双子の妹であるミリアのサポートにまわるが、逆にミリアにサポートされることもしばしば。

補足

今回は一通りキャラの全体像が形になった後で性格に関して触れていますが、慣れてきたらキャラクター案を出す時点で決めてしまいましょう。性格に応じてキャラのパーツや表情をそれぞれ描き分けるようにすると、そのキャラについて見た目で直感的に伝わりやすくなります。設定上は双子のミリアとキリアも性格の差異で若干描き分けています。主にどのようなことに留意して描いたか以下に記しておきます。

ミリア:全体的に「活発的」「容赦ない」というワードを基本にしました。

  • とにかく元気いっぱいという点を強調するために、頬をはっきりとした赤色にしました。
  • 喜怒哀楽といった表情が大きく顔に表れるように目、口、眉毛の動きをそれぞれ大きくしました。
  • 容赦ないことから、鼻の形を少しとがらせました。また、眉毛を少ししかめさせ、目は若干角ついた形にしました。
  • 素朴さを出すために、色の数をおさえました。目立ったチャームポイントも排しました。
  • 純粋さを醸し出すために、服装を白が際立つシンプルなものにしました。髪や目の色も黒色にしました。

キリア:全体的に「おっとり」というワードやミリアとの対称性を基本にしました。

  • 頬を薄いピンク色にし、その面積もミリアより抑えました。
  • 表情も全体的に抑えていますが、「鋭い一面」から例外的に怒については大きくはっきりと顔に表れるようにしました。
  • 鼻の形を若干丸くし、目や眉毛を左に少しなだらかになるように描きました。口の大きさを少し抑えました。
  • ミリアと同様に素朴さを出しつつも、単調さを抑えるために髪型を少し変わった感じにしました。くせ毛もおまけしました。
  • ミリアが白い服を着たので、強制的に黒い服を着させました。髪の色も白に染めました。

ほかにも細かい設定やそれに伴ってデザインに盛り込んだ部分もありますが、キリがないうえに汎用性もないので割愛します。

⑤愛でる

言わずもがなです。最重要どころかやって当然のレベルです。が、正直描くこと以上に難しかったりします。うちの子を描くことの最大のポイントといっても過言ではないです。たくさん描いてあげたり登場させてあげたりしましょう。親が真摯に愛してあげるほど子供はぐんぐんと成長します。愛していたのは最初のころだけ…… なんていう、いかにも黒歴史になるような悲しいことは避けましょう。継続が大事です。(何にしてもこれが難しいんですけどね……)

また、あまりにも愛おしすぎて周囲に迷惑がかかるなんてことが起こらないように心がけましょう。うちの子もよその子も互いに尊重しあえるようにしましょう。

まとめ

うちの子やオリキャラを描くことに抵抗があるかもしれません。しかし、実際に描いてみると達成感やら愛情やら自信やらがどんどん湧き上がってきて意外と気持ちがいいものです。だまされたと思ってふっきれて描いてみましょう。気がつくと、発表したくなるような気持ちが芽生えているかもしれません。

描いてなんぼ! 愛してなんぼ! 公開してなんぼ!

この記事が少しでも参考になれれば幸いです。

では。

 

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Posted on: 2019年12月13日, by : まんたあにど (T∞T)
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